Mission Statement of "Triad Chord Study"

サイトをご覧いただきありがとうございます。
Acousphereのギタリスト奥沢茂幸です。

このサイトはギター指板上にどのようにトライアドコードが存在するのか図形化し、伴奏やソロギターのアレンジメントに活用してゆく方法を紹介する為に出版、運営しています。

フリー素材ですのでコンテンツの転載、使用も自由にしていただいて大丈夫です。
ギタリストのみなさんの音楽制作や、ギター教室の先生方の資料として活用していただければ幸いです。

そしてよろしければサイト運営の支援としてAcousphere Recordの音楽作品をダウンロードしていただければ光栄です。
より良い音楽知識をみなさんと共有できるようにサイト運営もがんばってゆきますので、応援よろしくお願い致します。

このサイトの使い方

・一番下のエントリーが簡単な基本形のコードなので、そこから覚えるようにしてください。
・上に行くに従って難易度が上がります。
・ギターに関する基礎的な情報はGuitar Lesson Siteを参照してください。
・荻窪にてギター教室も開講していますのでこのコンセプトをマスターしたい方はアクセスください。

トライアド コード スタディのまとめを通して。

考察しなくてはいけないと自分が思う和音を一通り図面化し終わった。
もちろんこれ以外にも純粋に「3和音」になる音の組み合わせは相当数あるが、2度で積み上げた和音などは現実には機能しないし、6度、7度なども考察の対象外であることから辞めておく。
きちんと和音として機能するものはルールに従った並び方をしたものであり、それらはほぼ3度和音の延長戦にあり、4度和音、5度和音は既存の3度和音の延長線上で語る事ができる。
しかしながら5度で積み重ねた独特のRoot, 5th, 9thだけのGenuineな響きを3度和音のTension Noteと捉えて済ませてしまうのも問題だとも感じている。
そこには確かに「5度和音の世界観」というものが広がっているし、その可能性を和音が示唆してくれていると感じる。
今一度いまの自分の審美眼をもって4度音楽の世界、5度音楽の世界なども探究したいと思う。

Triad on 5th Voicing

5th Voicing(スケールを5度で積み重ねた和音)によるトライアド コード シリーズ。
Root, 5th, 9thの順番に並べダイアトニックに展開してゆくと以下の4つのダイアグラムになります。


・6,5,4弦のセットによる5th Voicing Triad Series。

Triad on 4th Voicing

4th Voicing(スケールを4度で積み重ねた和音)によるトライアド コード シリーズ。 Root, 4th, 7thの順番に並べダイアトニックに展開してゆくと以下の4つのダイアグラムになります。 出発点となるコードフォームはImaj4となりますので既存の7 Diatonic Chordとは違う扱いになります。


・6,5,4弦のセットによる4th Voicing Triad Series。

Triad Cluster Series #3

Cluster Voicingによるトライアド コード シリーズ。 9th, 3rd, 5thの順番に並べダイアトニックに展開してゆくと以下のふたつのダイアグラムになります。 出発点となるコードフォームはImaj7のCluster形でRootのポジションがふってあります。
左側から、Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, V7, Vim7, Viim7b5という扱いです。


・4,3,2弦のセットによるクラスター トライアド シリーズ。

Triad Cluster Series #2

Cluster Voicingによるトライアド コード シリーズ。 7th, Root, 5thの順番に並べダイアトニックに展開してゆくと以下のふたつのダイアグラムになります。 出発点となるコードフォームはImaj7のCluster形でRootのポジションがふってあります。
左側から、Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, V7, Vim7, Viim7b5という扱いです。


・4,3,2弦のセットによるクラスター トライアドのDiatonicシリーズ。

Triad Cluster Series #1

基本の3度和音だけでなくCluster Voicingの形になっているコードからもトライアド コード シリーズをダイアトニックに図形化してゆくことは可能です。
以下に三つの違った弦セットごとのパターンを記しておきますが、出発点となるコードフォームだけはImaj7のCluster形としました。
この場合はRoot, 5th, 7th, 8th(Root Octave Above)のCluster Chordの展開です。
基本的には左側から、Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, V7, Vim7, Viim7b5という扱いで構いません。


・5,4,3弦のセットによるクラスター トライアドのDiatonicシリーズ。

Triad Power Chord

ロックギターなどで活用されるパワーコードもトライアドの一種です。
1度、5度、8度(1度のオクターブ上)の3つの音の積み重ねでできあがったトライアドで、太くてストレートな響きが特徴。
各弦セットにおいてパワーコードをダイアトニックスケールで展開してゆくと以下の4つのダイアグラムが生まれます。


・6,5,4弦のセットによるパワーコード。

ここまでのまとめと感想。

普段ギター演奏の時に使っている僕にとって馴染み深いトライアドだが、あらためて図形としてオーサリングしてみると新しい発見があるようだ。
図形にすることではじめて客観的にとらえることができるようになる。
いくつになっても研究する事やそれを二次元のアーカイブとする作業が大事なんだという事を痛感する。
演奏ばかりにかまけていてはいけないということだろう。

Triad Inversion 3,2,1 Strings Set

ノートを3度で積み重ねてできるトライアドコード。
そこから生まる4つのコード(Major, Minor, Diminish, Augment)を4、3、2弦のセットにまとめ、転回形(Inversion)として並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・Major Triad (Root, Major3rd, Perfect5th)を転回したダイアグラム。

Triad Inversion 4,3,2 Strings Set

ノートを3度で積み重ねてできるトライアドコード。
そこから生まる4つのコード(Major, Minor, Diminish, Augment)を4、3、2弦のセットにまとめ、転回形(Inversion)として並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・Major Triad (Root, Major3rd, Perfect5th)を転回したダイアグラム。

Triad Inversion 5,4,3 Strings Set

ノートを3度で積み重ねてできるトライアドコード。
そこから生まる4つのコード(Major, Minor, Diminish, Augment)を5、4、3弦のセットにまとめ、転回形(Inversion)として並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・Major Triad (Root, Major3rd, Perfect5th)を転回したダイアグラム。

Triad Inversion 6,5,4 Strings Set

3度で積み重ねてできるトライアドコードから生まる4つのコード(Major, Minor, Diminish, Augment)を6、5、4弦のセットにまとめ、転回形(Inversion)として並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・Major Triad (Root, Major3rd, Perfect5th)を転回したダイアグラム。

Triad from 4-Voice Chord 4,2,1 Strings Set

メジャースケールから派生する4和音のダイアトニックコード(Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, Vdominant7, Vim7, Viim7b5)から3つの音を抽出して4、2、1弦のセットで並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・バリエーション1。Root Positionに準拠するトライアドコード。

Triad from 4-Voice Chord 5,3,2 Strings Set

メジャースケールから派生する4和音のダイアトニックコード(Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, Vdominant7, Vim7, Viim7b5)から3つの音を抽出して5、3、2弦のセットで並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・バリエーション1。Root Positionに準拠するトライアドコード。

Triad from 4-Voice Chord 6,4,3 Strings Set

メジャースケールから派生する4和音のダイアトニックコード(Imaj7, IIm7, IIIm7, IVmaj7, Vdominant7, Vim7, Viim7b5)から3つの音を抽出して6、4、3弦のセットで並べると以下の4つのダイアグラムになります。


・バリエーション1。Root Positionに準拠するトライアドコード。

Diatonic Triad 4,2,1 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を4、2、1弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。
使用している音はコードの1度、3度、5度になってます。


・下から1度、5度、3度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 5,3,2 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を5、3、2弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。
使用している音はコードの1度、3度、5度になってます。


・下から1度、5度、3度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 6,4,3 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を6、4、3弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。
使用している音はコードの1度、3度、5度になってます。


・下から1度、5度、3度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 4,5,6 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を4、5、6弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。


・下から1度、3度、5度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 3,4,5 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を3、4、5弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。


・下から1度、3度、5度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 2,3,4 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を2、3、4弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。


・下から1度、3度、5度の並びから派生するフォーム

Diatonic Triad 1,2,3 Strings Set

メジャースケールから派生する7つのダイアトニックコード(Imaj, IIm, IIIm, IVmaj, Vmaj, Vim, Viidim)を1、2、3弦のセットで並べると以下の3つのダイアグラムになります。


・下から1度、3度、5度の並びから派生するフォーム

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